平成25年、11月。
それまで手付かずになっていた、壊れた鳥居の整備が完成しました。
ご存知の通り、春日神社の例大祭は9月1日と決まっております。
当日は藤田留吉氏に寄って寄進された、石の大鳥居がお披露目の日でもありましたが、まさにその日、関東大震災が起ったのです。
当時、学校はお休みで多くの人々が神社の境内に集まっていたようです。
しかし、一人のけが人もなく近くの桑畑に避難、事無きを得ました。
その後、壊れた鳥居は神社の階段の左横に、土の土留めなどに使われてきましたが、数十年経つ中で草木に覆われ、風化し、人々の記憶からも遠のいておりました。
そこでこの度、次の世代へ伝えていくためにも壊れた鳥居をモニュメントとして残し、整備するに至った次第です。